桐創祭小噺(3)桐創祭のクオリティはなぜ高い?

こんにちは。文化祭実行委員会副委員長のK.O.と申します。
幹部日記を使って桐創祭に関する色々な裏話を投稿しようと『桐創祭小噺』という連載をしています!
※毎日1話ずつ、全15話を目標に頑張ります!!!!!!✌

今のところ毎日投稿!そろそろネタがしんどいとか、しんどくないとか…😅

桐創祭のクオリティ

突然ですが、皆さんは桐創祭に来たことはありますか?

ここで、桐創祭を見たことがある人に質問です。

Q.茗溪学園の文化祭はすべて生徒が作ったとしたら、そのクオリティはとても素晴らしいと思いますか?

私の知人の意見は、すべて「素晴らしいと思う」でした。☺(☝ ˘ω˘)☝ふぅー!!

恐らく、多くの人はこの意見に賛同いただけるでしょう。🙌

このように、多くの観客から高いクオリティだと評価されている茗溪の文化祭の出し物ですが、なぜこんなにも毎年高いクオリティを維持できているのでしょうか?今回はその謎に迫りたいと思います。🔍️٩(.^∀^.)งLet’s go

満足度審査という存在

ここで考えていただきたいのは、何か物事をするとき、何があれば頑張ろうという気になるのかということです。

私は、「目標🏁」だと思います。

少年漫画の主人公たちも、多くはその大きさに関わらず「目標」を持っているからかっこよく写っているのでしょう。(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)

同じように、桐創祭では”満足度審査”というシステムを各団体のひとつの目標🥇となるように運用しています。

満足度審査とは、現在、その出し物に観客はどれくらい満足できたか というのを具体的な数値として導出するという方法で運用しています。😌

そして、その点数で各部門(演劇部門🎩🎭✨、アトラクション部門🎢、部活部門⚽⚾🏊‍♀️🏃🏻‍♀️🏐🏀⚔️🥋🏸🎾 など)の優勝団体と総合優勝団体🏆️を決定しています。

ちなみに、この優勝団体には景品が用意してあります。去年はジュース🥤でしたが、今年は何になるのでしょうか?執行部が頭をフル回転🚀💨させて考えました。お楽しみに。🔒️

話が少しそれましたが、茗溪の桐創祭のクオリティの高さは、”満足度審査”という目標が設定されていることが共通の要因だと言えそうです。

満足度審査の審査内容

さて、先程から”満足度審査”という言葉が度々出てきておりますが、いったいどのように数値を表しているのか、気になりますよね。詳しいことは企業秘密🤫🤫🤫なのですが、大まかに説明していきたいと思います。

満足度審査で審査する項目はまず大まかに2つにわかれます。それは、準備期間中の活動に関して と 本祭中の活動に関して です。

準備期間中の方は、満足度審査を取り仕切る文化祭実行委員会の団体班に属する幹部で企画書やヒアリングなどのできから評価しております。

本祭中に関しては、様々な方法で審査を行っています。

まず1つ目に「全観客投票」です。これは、桐創祭にご来場いただいたお客さんにFormのアンケートに答えていただくという形のものです。10段階評価による簡単なものなのですが、審査点全体に対するこの部分のウェイトはかなり大きいです。

次に2つ目は、団体班・幹部・教員による審査です。こちらは、個人による主観がなるべく入らないように、団体班幹部の方でルーブリック📊形式の審査要項を配布して、審査員の数も多くしています。この審査要項がないと、正確な評価をすることが難しいのですが、制作者側の意見としては、作るのが超絶面倒くさいです。団体班幹部になりたい方は、ここが前半の山場と思ってください。(前半ということは……また後の機会でお話ししましょう。😱💦😲)

これらの点数を複雑に配合して、満足度審査の点数が導出されています。

ただ、これだけでは不十分なのです。出し物をする団体が一番恐れている存在、それが”減点”です〖(; ・`д・´)ナン…ダッテ!?〗

茗溪生で代表者や会計者を経験したことがある人だったらわかると思いますが、文実幹部(特に会計と団体班と広報班)は代表者会・会計者会で口を開くたび、語尾は「提出期限に遅れて提出された場合は減点の対象になります」と決まり文句のように言っております。😒😒

いつ、誰が始めようと言ったのかわかりかねますが、私が文実幹部になった瞬間からこの風潮はありました(笑)

しかし、これだけ脅しに近いくらい言っても、まだ期限内に出さない輩がいますね。まったく困ったものです。そんなことだから毎年減点の基準が厳しくなって、減点する点数が大きくなっていくのです。

本来は減点なんて言わないで自ら期限内にやるようにして欲しいんですけどね。🙏

まぁそんなのは希望論なので、とっくのとうにドブに捨てましたね。はい。🙍

こんな感じで”満足度審査”の数値が出されているのです。😊

満足度審査の変遷

そんな感じで、現在は、ちゃんとした基準があって、それに従って平等に点数がつくようなシステムになっておりますが、かつては少し違ったようです。

※ここからは、私が遥か昔に卒業された先輩から聞いた話なので、真意は定かではないです。ご了承ください。

現在のような、しっかりと点数を出してそれを根拠に審査するというシステムは、実は2021年度から始まったことだったのです。

では、それ以前はどのようなシステムだったのか、先輩によると、団体班幹部と執行部(委員長&副委員長)と顧問が集まって、ここの団体が盛り上がってたから、「今年の優勝はここでいいんじゃないか?」「こっちもすごい繁盛してましたよ。」というように、点数をつけず、いわば、審査員のオススメを聞いて、話し合って、優勝を決めるというものでした。

かつてはそれだけで十分だったのかもしれません。ですが、最近の政治で「ブラックボックスだ!オープンにやれ!」といわれているように、団体から「なぜうちの団体は優勝じゃないのか?一番人気だったぞ!」というご質問、もとい不服が多く上がるようになりました。

これを見かねて、私にこの話を教えてくれた、私の尊敬する先輩Y.S.さんは現在の”満足度審査”の原型となるシステムを作成します👏✨

そのシステムはFormsとExcelを用いて、審査員が質問に対して10点満点中何点か答えていって、それを合計するというものでした。ここで数値化するという審査に変わったのです。

ちなみに、このY.S.さん、団体班班長を辞してからもこのシステムの改良を施しているのです。もともとこの方がゼロから作り上げたものなのですが、改良を重ねるごとにマクロだったり関数だったりが複雑になっていき、最終型はサグラダ・ファミリア並みに複雑なものになってました(笑)それを委員長業務の傍らでできちゃうところとか、人間じゃないと思ってます。(っ’ヮ’c)>エグスギイイイイ

その後、団体班班長は私が引き継いだのですが、基本的には、前年のシステムをそのまま使おうと思ってました。ですが、その年の委員長でこちらも文実幹部として敬愛しているS.O.さんから「審査の点数に具体的な根拠が欲しいよね~あと、事前準備の様子も評価してあげた方が良くない?」というアドバイスを受けました。そして、私は、現在の形式である審査要項のルーブリックを作成し、正直触りたくもなかったあのExcelを修正して、現在の審査システムにたどり着きました。ちなみに、この年の審査は、システム上の不備が若干あって、私は走り回ってた記憶しかありません…

※この修正のときに私のExcelの知識がy=tanθのy-θ図(-1/2π<θ<1/2π)のように単調増加📈していきました(笑)

お知らせ

先程の説明の中に「全観客投票」という言葉が一瞬出てきたと思います。ほとんどの人は読み飛ばしていると思うので、再度説明すると、桐創祭にご来場の皆さまから出し物に対して10段階評価していただくというものです。

ご来場の皆様には、この審査にご協力いただきたいです。🙏

本祭2日目の午前中まで、校内に掲示してあるQRコードから自分で見た出し物に対して点数を付けていただきたいです。

皆様のご協力が桐創祭全体のクオリティに繋がります。どうぞよろしくお願いします。🙇🙏

さいごに

ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございます!桐創祭の高いクオリティの理由はご理解いただけましたでしょうか?

私の専門分野なので少し話しすぎましたね…振り返ってみて、自分でもちょっと引いてます(笑)

今年も審査に関わっていますが、ここ数年ですごくシステムが変わってますね…これからどうなっていくんだろう…

そんなことになってるから、引き継ぎが年々大変になっています。今年の団体班班長はS.H.さんですが、それ以降どうなるのか、気になっている自称・団体班代表取締役のO.K.でした。👋

p.s.やはり試してみると、意外な特技や好きなものが見つかるものですね。皆さんもやったことないものでも一度死ぬ気で試してみるといいと思います。(今や文実内のExcel作成担当になりつつあるO.K.より)

絵文字追加協力:最近Excelでセルを結合できることを知った 自称・文実社内ニート T.M.さん(ちゃんと仕事してるよ。)